2023(令和5)年4月15日(土)田隈小学校体育館で、令和5年度第20回定期総会が開催された。
開会のあと、梅野自治協議会会長挨拶、来賓挨拶、議長選出、総会成立確認報告があり、議案審議が行われた。
(梅野会長挨拶)
本日は、ご多忙の中、自治協議会総会にご出席いただき感謝申し上げます。
コロナも落ち着き、地域の諸行事もコロナ前に戻っていくのではないかと期待しています。
さて、福岡市では共創による地域コミュニティ活性化条例を令和4年度に作成し、5年度は本格的に具体的に取り組みを行う計画です。
地域支援課は公民館の管理は生涯学習課に譲り、自治会、町内会、自治協議会の活性化の情報を発信しています。
そこで、田隈校区自治協議会も今年度は「町内会、自治会、自治協議会は、なぜ必要なのか」を発信し、運営や活動のやり方を、他校区の実践例をヒントにして工夫し「持続出来る町づくり」の見直し考える一年にしたいとおもいます。
本校区は「安心安全なまちづくり」として、登下校の見守り、青パト、防犯パトロールを行っています。もっと広げるために、だれでも気軽に参加できる方法も考えていく必要があります。(ちなみに青パトのユニホーム、ベストとジャンバーです。)
ある校区では、子どもと共に防犯パトロールを行い、交通マナーを学ばせ、通学路の危険箇所を点検・確認をさせているそうです。
さらに中学生に防犯活動の体験をさせ、地域の人と関わりながら、地域社会の一員として自覚させ、非行防止、健全育成につながる工夫をしているところもあります。
子どもを地域で育て、地域に一員と自覚させるのは素晴らしい取り組みです。子どもたちの意識が育てばその親たちにも影響を及ぼすでしょう。
現在も各地で地震が起こっていますが、大きな災害など万一の場合、近所の人たちのつながりがとても大切です。
また、高齢者が多くなり、孤独死も増えています。ある町内で高齢者5人が毎朝、ワン切りをしあうことで今日も生きている確認をしていると聞き、考えさせられました。
自治協の交流事業として、夏まつり、運動会、三世代交流など行っています。
日頃あまり関わりない人たちと顔の見える関係づくりは、きづなが広がり、万が一の場合に助け会えることがスムーズに進むと思われます。
地域に安全や安心(交通・防犯)、環境、福祉、健康などの取り組みを作り、それぞれの立場で助け合うために自治協議会はあります。
また、人、もの、ノウハウを持つ大学、企業、事業所などの資源を地域と共創して未来を作り上げる取り組みを行うことも自治協の大切な活動です。
今年も町づくりを熟考し、評価し、見直し、検討して、更に安心安全で住みやすい地域にしていきたいと思います。
令和5年度も、どうぞよろしくお願いいたします。
梅野自治協議会会長の挨拶
総会の会場
来賓代表の挨拶
倉岡会長、半田会長、監査報告(吉田監事)、西議長
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総会開催に先立ち、校区功績者に対しボランティア表彰式が執り行われ、下記2名の方に梅野会長から表彰状がわたされました。
故篠原安博氏は永年にわたり、町内会長及び夜間パトロールの事務局長として、また、児童見守り、安全な歩道整備の推進など、積極的に地域活動の発展に尽力されました。
藤山勝見氏は永年にわたり、自治協議会副会長及び社会福祉協議会会長として、また、児童登下校の見守りなど地域の発展と安心安全に寄与された。
ボランティア表彰式
藤山勝見氏、故篠原安博氏(代理山口良輝氏)